2012年7月12日木曜日

QNAP TS-439ProIIのmakeでエラー

QNAPはデフォルトでTelnetログインできるのが魅力。
ipkgパッケージでたいていのものはそろうが、それでも数が少ないため、make せざるをえない場合がある。
ところが、普通にmakeすると、以下のようなエラーが出る場合がある。

libtool: link: cannot find the library `/home/slug/optware/ts509/toolchain/i686-unknown-linux-gnu/i686-unknown-linux-gnu/lib/libstdc++.la'

どうやら、QNAPの中の人の環境がこのようなディレクトリ構成になっているらしい。
よって、以下のようにシンボリックリンクを貼ってあげる。


mkdir -p /home/slug/optware/ts509/toolchain/i686-unknown-linux-gnu/bin/
mkdir -p /home/slug/optware/ts509/toolchain/i686-unknown-linux-gnu/i686-unknown-linux-gnu/lib/  
ln -s /opt/bin/ld /home/slug/optware/ts509/toolchain/i686-unknown-linux-gnu/bin/i686-unknown-linux-gnu-ld
ln -s /opt/bin/as /home/slug/optware/ts509/toolchain/i686-unknown-linux-gnu/bin/i686-unknown-linux-gnu-as
ln -s /opt/lib/ /home/slug/optware/ts509/toolchain/i686-unknown-linux-gnu/i686-unknown-linux-gnu/lib/

これでも、以下のようなエラーがでる場合がある。

undefined reference to `__sync_fetch_and_add_4'

これは、TS-439 Pro II のCPUの指定をするようにフラグを設定してconfigureとmakeすると解決した。

export CFLAGS="-march=i686"
export CXXFLAGS="-march=i686"
./configure
make CFLAGS="-march=i686" CXXFLAGS="-march=i686"

これで、MeCab、Rubyなどもインストールできた!

2012年7月10日火曜日

TeraStation Pro TS-HTGL/R5 のE04エラーからの復旧

職場で使ってるTeraStation Pro(TS-HTGL/R5)が起動しなくなった。
電源を入れても、Now System Loading... のまま動かない。たまに、E04エラーになる。

というわけで、復旧作業を試みた。
すべてネットワークから切り離し、クロスケーブルを用意。
ファームウェアの最新版をダウンロードしておき、接続するPCのIPアドレスは192.168.11.1 にしておく。

1.フタを開けて、リセットボタンを押しながら起動。
フタをあけた左上の赤いボタンがそのボタンらしい。押しながら起動すると、”EM Mode Start"とディスプレイに出て起動が始まるが、やはりそのまま動かない。失敗。


2.HDDを入れ替えて起動。
 HDDをはずし、順番を入れ替えた。まずは1番と3番を入れ替えてみると、無事に起動。
 液晶に出るIPアドレスは192.168.11.150。用意したPCを接続し、ファームウェアアップデートを実行。再起動すると、元通り!

何が原因か結局わからなかったが、1番のディスクのみにして起動するとダメで、3番のみにすると起動したので、1番のディスクのシステム領域にエラーがあったのかも。

2012年7月1日日曜日

QNAPのNASでcron

QNAPのNASでcronを動かす場合、crontab -e ではダメです。
vi /etc/config/crontab で編集し、 crontab /etc/config/crontab でセットします。